浜野 成秋 愚劣少年法

長崎で起きた主人公の弁護士、憲清の親友の息子と娘の殺人、傷害事件。
常々、やったもん得、の少年法や高級官僚の合法的犯罪行為に業を煮やす
弁護士、憲清が故郷の長崎でこの事件に熱く、過激に立ち向かう。
この本は、図書館でたまたま目に止まり借りて読んでみたもの。
正直作者のことはまったく知らない。
小説家が本業ではないのかな?文章はともかくとして、作者の熱い想い
がひしひしと伝わってくる、という意味では読み応えのある作品でした。
少年法の対象年齢までは、犯罪行為、たとえ殺人を犯しても
「更生」第一で加害者側が護られ、被害者は泣き寝入り。

そんな馬鹿なことはあるか!と親友の子供を殺害、傷害された事件に
非合法なやりかたで対応する。
自分の子供が被害者だったら・・・と思うと、正直共感しちゃいます。