宮部 みゆき 「孤宿の人 上


最近ふところが厳しくて主に図書館で本を調達しています。
うちの市ではインターネットで予約できるのですが、
予約した本が入った、というお知らせは電話なんです。


予約した本のリストとか、今まで借りた本の一覧とか出てくれると
うれしいのですが・・・ みょうに中途半端なデジタル化。
さすが埼玉県わ○び市。



さてさて、今回仕入れた新刊は、宮部みゆきの「孤宿の人」
とりあえず上巻です。


今までの宮部みゆきの時代物とは違います。(良し悪しではなくて)
望まれずに産まれてきたちょっと知恵の回らない女の子「ほう」が江戸から
讃岐の丸海藩というところに流れつきます。


そこで、江戸から罪人の「加賀殿」が流されてきて、その「加賀殿」の下女として働く「ほう」。

正直、今までの宮部みゆきの時代物は悲しくても人情味溢れる話が多かったが、今回の作品は、ほんとに哀しい話です。

「ほう」に関わる人々の冷たさ、一方で数少ない味方の優しさが、哀しいストーリーの雰囲気を少し和ませてくれます。



“悲しいだけではない作品にしたいと思って書き上げました”
という著者の言葉どおりになるのか・・・

今から下巻が楽しみです。


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